安永健太さん死亡事件裁判とは


この事件や裁判のこと、健太さんの障害のことを
わかりやすく書いたパンフレットを作成しました。
頒価300円の8割が資金に充当されます。
こちらよりご注文ください。












裁判終結後、改めてこの事件と裁判の意義を
振り返るリーフレットを作成しました。
頒価300円の8割が資金に充当されます。











■作業所の帰り道に、警察官に
  取り押えられて亡くなってしまった健太さん

2007年9月25日、佐賀市で暮らしていた
知的障害のある安永健太さん(当時25歳)は、
作業所から自転車で自宅に帰る途中に、
5人の警察官に取り押えられ、
その直後に亡くなってしまいました。 


佐賀県警は、「停止命令に従わなかった」、
「精神錯乱者として保護した」と説明しただけで、
警察官が馬乗りになりうしろ手に手錠までかけ、
全身に100ヵ所以上の傷を負った健太さんが、
「なぜ、亡くなったのか」について、まったく説明していません。


「健太は、スピーカーの大きな声で呼び止められたら、固まってしまう」と、
お父さんは語っています。そのぐらい気の弱い、おとなしい人なのです。

にもかかわらず裁判では、健太さんだけが、まるで凶暴な乱暴者にされ、
2014年2月の佐賀地裁の判決は、死亡原因を明らかにしませんでした。



■傷つき、失望した遺族は、
  「真実を明らかにしてほしい」と控訴に立ちあがった


健太さんの遺族は、亡くなったことに心を痛めただけでなく、
裁判において、精神錯乱者や凶暴な乱暴者という
らく印をおされたことにも深く傷つき、
さらに死亡原因を明らかにしなかった
佐賀地裁の判決にも落胆し、深く失望しました。

しかし遺族は、「真実を明らかにしてほしい」、
「二度と同じ悲劇をくり返してはならない」と願い、
勇気を振りしぼって福岡高等裁判所に控訴しました。

障害分野に精通した50人もの全国的な弁護体制を整え、
福岡高裁での控訴審第1回期日が9月22日に行なわれました。
全国から150人が集まるなかで傍聴は抽選となり、
改めてその関心の高さが示されました。


 意見陳述1

 意見陳述2

その後、慎重な審理を求める要望書が、
全国から1カ月で3万筆集まり、高裁に手渡しました。

さらに、九州を代表する地方紙である西日本新聞の
社会面下3分の1に、意見広告を掲載しました。

そして12月15日に福岡高裁大法廷で第2回期日が行なわれました。
そこで福岡高裁は、遺族側弁護団が示した、
「健太さんの保護行為は、警察庁の「障害をもつ方への接遇要項」
に定められている、障害のある人に配慮した対処方法等を怠った
「注意義務違反」にあたり、適切な保護行為と言い難い 」という論点に対し、
被告側に書面での反論を指示しました。

さらに、健太さんが取り押さえられた現場にいた
警察官の証人尋問を指示しました。


 第二回期日の報告

 第二回期日意見陳述

第3回期日は4月20日(月)14時30分から開廷されます。



■裁判の目的は、すべての人たちに
  「障害への理解」をひろげること


この安永健太さん死亡事件は、
健太さん一人の問題ではありません。

すべての障害のある人とその家族にも
、起こりえる事件といえます。

「もし警察官が、障害について理解をしていたら」、
「障害に配慮した声のかけ方をしてくれていたら」、
こんな事件は起こらなかったといえます。

安永健太さんの死亡事件の裁判は、
「すべての人たちに、
障害についての理解をひろげる裁判」でもあります。



市民のみなさまからの支援を
心から呼びかけます。


  支援募金のお願いチラシ2015年1118日version

安永健太さん死亡事件 支援呼びかけ人・団体

    浅野 史郎 /神奈川大学特別招聘教授
    石野 富志三郎 /全日本ろうあ連盟理事長
    市川 宏伸 /日本自閉症協会副会長
    氏田 照子 /日本発達障害ネットワーク専門委員
    香山 リカ /精神科医
    河西 龍太郎 /弁護士
    橘 文也 /日本知的障害者福祉協会会長
    中原 強 /日本知的障害者福祉協会前会長
    西村 直 /きょうされん理事長
    山崎 晃資 /日本自閉症協会会長
    全国手をつなぐ育成会連合会 知的障害者理解促進プロジェクト    



安永健太さん死亡事件民事1審判決について



安永健太さんのお父様のお話